小学校の音楽科の指導を考える

小学校の音楽専科は専門に音楽を学習されていない教員が指導することが多い。また専門的に音楽を学んだ教員も、合唱指導や合奏の指導、吹奏楽や金管の指導に自信が持てない教員も見受けられます。このブログでは音楽科の指導法のノウハウを共有するために書かれます。

教育出版 4年 新教材「プパポ」 は一粒で3度おいしい♪

教育出版の新しい教材「プパポ」の指導

 

 

2部合唱で

前半は模倣

後半は問いと答え

最後にハーモニー

 

となっている。

 

最初のクラスを指導した時には、それぞれのパートを指導して、

発展で上パートの階名を書かせリコーダーで演奏させた。

 

教科書には上下パートの関係を考えさせる設問が載っていたので、

後のクラスの授業で指導してみた。

 

教科書では前半の最初の模倣の部分に「ネコ」の絵がついていて、

半の部分の最初に「魚」の絵がついている。

 

「模倣」と「問いと答え」は3回繰り返されるので、

『ネコちゃんと魚ちゃんが後4匹づついるので探しましょう』と問いかけた。

 

そうすると最初は何をして良いのか分からずに途惑う児童もいたが、

机間を回ってヒントを与えると、気がつき理解していない児童に

教えてあげるものも出てきた。

 

板書でネコの絵を描いて、

「先生みたいに上手に書いてね」

けして上手ではない絵を見て児童の中には微妙な表情を見せる子もいる。

「上手でしょ」などと冗談を言うと、机間巡視の時、自分の絵を自慢したりする子がいるのでポジティブにコメントをして回ると良い雰囲気になる。

 

答えを提示した後、CDで確認作業を行う。

 

この作業をしてから下のパートを練習すると曲の構成が理解しやすくなる。

 

時間に余裕がある場合は、右ページ新出の音符等が記述してあるので、

教科書の該当の音符に丸を付けさせ読み方を書き込ませたい。

 

教科書にいろいろ書き込ませることで学習の足跡を残して、

で振り返ることが出来るし、楽譜に対して積極的向き合う態度を

身に付けることが出来るであろう。